先日、水産業普及指導員研修会に参加してきました。
講師にフードメッセのシニアディレクターなども務める白井憲一氏を
お招きし、大変勉強になる素晴らしい研修会でした。
基本的にはフードメッセなど、自分たちの製品を企業に売り込む際の営業力
や販売力を強化するというのが今回の研修のメインであり寺泊漁協としては
まだ少し早いステージでのお話だったのですが、現状に生かせるヒントを沢
山聞かせていただきました。
冒頭でのお話の中で、白井氏がある方に聞いてみたそうです。
白井氏「どうして魚が売れないのでしょうか」
相手 「箸の使い方じゃないでしょうか」
この話を聞いた時はピンとは来なかったのですが、考えれば考えるほど日本
人の魚離れの大きな要因の一つな気がします。
たしかに、年齢問わず箸の使い方がおかしい方はたくさん見られますよね。
それこそ魚を食べるときはそれが如実に現れます。
箸の使い方が正しくない人が育てた子どもも、きっと箸の使い方はおかしく
なる子が多いと思います。一概には言えませんが…。
あくまで個人的な意見ですが、日本人はたとえ美味しいと判ってるものでも
食べるのが面倒なものであれば、手をださない傾向がある気がします。
魚は特に骨も多く、箸を上手に使えなければ非常に食べにくいものです。
要は魚を食べるのがめんどくさいと…。故に魚離れが止まらないと…。
寺泊漁協もイベント等に出店させていただいて、加工品などを販売し、寺泊
の魚はこんなに美味しいものだと教えたくて活動していますが、魚の美味し
さを伝えるだけじゃダメなんだと痛感しました。
もっと視野を広くし、色んな角度から、様々なやり方をしなくてはダメなん
だと。
今回の研修を無駄にしないために、今後も活動していきたいと思います!